デカメバルの引きはライトゲームとは思えない「強烈」でアングラーを虜にさせる。
場所にもよりますが、障害物や根に潜られないように多少強引にやり取りする危機感もデカメバル狙いの醍醐味である。
そんなメバリングの魚「メバル」なんですが、小さいメバルは釣れるけど、デカメバル(25㎝以上)は釣った事ない!って方が結構おられます。
経験上、メバルは25㎝を超えると強烈な引きになります。皆さんもそのサイズを狙って釣りたいですよね・・・。
船で出てしまえば、結構簡単にデカメバルと出会えるチャンスは増えるかと思います。しかし、陸(ショア)からだとなかなか釣れません。なぜか?
結論から言いますと、デカメバルを釣るためにはポイント選びと狙う時期が関係しており、チャンスが少ないからなかなか釣れないんです!
私はメバリングではデカメバルだけを狙って釣行してきました。(20年間)そこで長年の経験で分かったことをご紹介します。
これを読めばきっとあなたもデカメバルが釣れます!
目次
デカメバルのポイント選び
デカメバルが釣りたい!
そんな方はまず、ポイント選びから見直しましょう。
小さいメバルは漁港などのメジャーポイントで比較的に簡単に釣れるかと思います。しかし、それではデカメバルは稀に出るだけで効率が悪く感じます。小さいメバルだけ釣りに行く分には問題ありませんが、デカメバルはポイントが違います!
小さいメバルは諦めてボウズ覚悟でデカいメバルだけ狙っていきましょう!
経験上、小さなメバルが釣れる場所ではデカメバルはとれません!
私の日記、Twitterを見て頂けたらわかりますが、そのポイントは小さいメバルはほとんど釣れません!
デカメバルだけしかいないポイントなんです。(回遊タイプと居着きタイプ)稀に手のひらサイズが釣れますが、ほとんど釣れません。
「とにかく数が釣りたい」と「デカメバル(尺)が釣りたい」ではポイントが違います!
デカメバルだけにターゲットを絞りポイントを選びましょう!
デカメバルはポイントが違う!
常夜灯など明かりがある所を避ける
常夜灯がある場所ならメバルは釣れると言っても過言ではありません。しかし先ほどにも言いましたが、小さいメバルしか釣れないでしょう。
そこであえて常夜灯などの明かりが無い真っ暗なポイントを攻めましょう!
メバルは大型になると警戒心がとても強く暗闇に潜んでいます。
デカメバルを釣りたい場合は明るい所よりも暗い所のポイントを選びましょう!
他のアングラーが入らないポイント
ここが一番重要で、アングラーの出入りが激しいプレッシャーの高いポイントではデカメバルは釣れません。
絶えずアングラーが入れ替わってキャストしているポイントでは、小さなメバルですらスレている可能性もあります。
他のアングラーがあまり知らない、こんなとこで釣れるの!?っていうポイントを狙います。
エリアによってはそんな場所ないよ!となるかと思いますが海は広いです。絶対にデカメバルが釣れるポイントが存在します。
デカメバルポイント探しは明るいうちに見に行きましょう!海の状態や障害物の場所などを知ることにより暗くなっても対応できます。危険な場所なら安全対策にもなります。
ゴロタや磯場を狙う
デカメバルは磯やゴロタのようなプレッシャーの少ない、そしてベイトが豊富な場所がポイントになります。
夜になると明かりも無く非常に恐怖ですが、下見をして把握することによって多少は恐怖感を和らげれます。
夜の磯は非常に危険です!ライフジャケットは必須であり安全対策を万全にして、できれば複数人で行きましょう。
そんなポイントはアングラー達から避けられてしまうポイントでありますので、プレッシャーが少なく狙い目であります。
砂地の藻場付近を狙う
ゴロタや磯でなくてもサーフや砂地でもデカメバルは回遊してきます。
一見、何もなく釣れそうにない場所でもデカメバルのポイントだったりします。
しかし、デカメバルが回遊してくる条件が揃っていないと釣れません。
砂地(サーフ)で所々に大きなウィードエリア(藻場)がある場所になります。サーフではベイトが身を隠す場所は藻場です。
その藻場に隠れているベイトを狙ってデカメバルが回遊してきます。
このような場所で潮通しが良い所なら絶好のポイントとなります。
潮通しがよい場所ではテトラ帯が入っている場合がほとんどです。
分からない場合はテトラを探すと良いでしょう!
比較的浅い(浅すぎる)と思う場所でもデカメバルは釣れます!
ちなみに私も上記のような場所でデカメバルを連発しています。
— タミカミ (@tamikamiblog) February 21, 2021
— タミカミ (@tamikamiblog) February 13, 2021
— タミカミ (@tamikamiblog) December 30, 2023
— タミカミ (@tamikamiblog) December 3, 2021
— タミカミ (@tamikamiblog) April 14, 2023
t.co外部リンクhttps://t.co/i4NPTae7St— タミカミ (@tamikamiblog) December 10, 2022
— タミカミ (@tamikamiblog) November 18, 2022
テトラが入っている場所の藻場付近(砂地・ゴロタ)を狙いましょう!
サーフメバルについてはこの記事を参考にして下さい↓
デカメバルを狙う注意点
漁港などにいる小さいメバルが標的なら気軽にメバリングができますが、デカメバルに標的を絞る場合はそうもいきません!
デカメバルはいろいろな条件が揃わなければ釣れません!
そこで、確実にデカメバルを釣るために行動したい重要なポイントをご紹介いたします。
明るい時間帯にベイトとなる小魚の確認をする
明るい時間帯に下見をして、良さそうなポイントがあればベイトの確認を必ずしましょう!
これは絶対に必要な事で、昼間に小魚が集まる潮通しの良い場所なら高確率でデカメバルが回遊してきます。
逆に小魚がいないポイントでは、いつ行ってもいくら待ってもデカメバルは回遊してきません!
デカメバルの回遊は必ずベイトが豊富なポイントになります。
デカメバルの捕食タイムとなる時合にそれらのポイントを狙いましょう!
明るい時間帯にベイトの有無を確認すること!
潮見表でチェックする
干潮と満潮をしっかりとチェックしてデカメバルが回遊してくるタイミングを狙いましょう!
干潮、満潮の潮止まりから動き出すタイミングで食いだすパターンもあります。できれば潮が動いている時間帯に攻めましょう!
もう一つ要注意なのが満潮と干潮の差です↓
少しの差でも昨日投げていたポイントが岩や藻などがむき出し状態になっている事があります。
そうなると昨日の水深がある時はデカメバルが回遊してきても、今日は浅くなっていますので回遊する確率はグッと下がります・・・。
キャストで届かない範囲に回遊ルートを変更している可能性が高まる場面となります。
デカメバルの回遊タイプは岸に寄るタイミングが重要!
ストックされている可能性があるポイント
回遊タイプのポイントでも、すでに藻場などにデカメバルがストックされている場合があります。
ポイントについてストラクチャーなどを攻めるとすぐに釣れるという経験から、回遊してきた個体がしばらく留まってストックされていると思われます。
回遊待ちのポイントでもランガンスタイルで藻場などを狙うといった方法も有効となります!
実績のある回遊ポイントではまず、ストラクチャーなどをこまめに攻めましょう!
ストックされている可能性があるポイントを見つける!
しかしストラクチャーに隠れているメバルはスレている場合が多くあります。ルアーを通しても食ってこない時も・・・。
そんな時はいかに口を使わせるかがカギとなります。
現在はルアーの進化によって様々な場面で対応する事ができます!
おすすめなのはジャッカルからリリースされた「ミュートボール」これはすごいです!
波気があるときを狙う
メバル凪という言葉があるように「メバルは凪で釣れ」とよく耳にします。
しかし、それはアングラーの条件に合わせた言葉であり実際には波気があっても釣れます。逆に波気が少しくらいないと釣れないなんてこともあります。
ポイントが磯やゴロタになると言えることですが、警戒心の強いデカメバルは波気があった方が絶対に活性は上がります!
根掛りを恐れない
メバルは表層から中層辺りのレンジが基本。
やはり大型になると障害物や藻の間のギリギリを通さないと食ってこない場合が多くあります。
そうなると起こるのが根掛りです。根掛りを恐れていてはデカメバルの範囲を狙えなくなり、結果釣れないことになります。
ロスト覚悟で根掛りを恐れず攻めましょう!
そんな方へおススメのプラグは【メバルハンター50】!
ハイコスパで根掛かりも恐れず攻める事ができますよ♪
これで積極的に障害物周りや浅場の藻場等をタイトに攻めましょう!
トップ系やスローシンキングミノーを使うと効果的。
スローシンキングでイカそっくりな【パドリー】イカルアJETもおすすめです!
イカが大好物な魚も思わず飛びつく程に強力なイカルアJET。浅場攻略には欠かせないプラグのひとつとなります。
ヘッドライトは海面方向に絶対向けないこと!
これはナイトゲームにおいてルアーフィッシング全般で言えることなのですが、海面をライトで照らすのは絶対やってはいけません!
警戒心が特に強いデカメバルはその行動だけで釣れなくなってしまいます。
海面を照らさなくても光が入っただけで警戒してしまいます。
ラインセッティングやルアー交換の際は必ず海に背を向けて行いましょう!
逆に波が被る状況では危険なので絶対に背を向けてはいけません。
歩くためにライトを当てる場合は足元だけを照らすように心がけてください!
ポイントに何度も通う(折れない心)
大事なのはデカメバルだけを狙いに行く事です!
しかし、そう簡単に釣れるわけではありません・・・。
デカメバルの絶対数から考えてボウズも当然多くなります。せっかく釣りに来たのに釣れないなんて嫌だ!なんて言わずに何回もポイントに通う事が大事なんです!
回数をこなして見えてくる部分が確実にあります。釣れない時と釣れる時を調べれる事で自分の成長にもつながります。
一回行っただけで「ここのポイントは釣れないからダメ!」は厳禁ですよ!
ジグ単よりもプラグ主体にする
これはどちらでもデカメバルは釣れますが、プラグの方が良い傾向にあります。
ワームに比べてプラグは飛距離、アピール力は上になります。
ワームは比較的「小さいメバルも釣れやすい」というメリットも存在しますが、プラグなら小さいメバルは釣れにくくなり、デカメバルだけに絞る事が可能となります。
広範囲を探れ、アピール力もありデカメバルに効果的となる場合が非常に多い。
プラグによっては扱いが難しい場合がありますが、基本はタダ巻きなのでプラグの使用をおススメします。
メバル用プラグで迷えば「月下美人」で決まりです↓
ナイトゲームは足元までしっかりと攻める
メバルは昼間と夜の捕食の仕方が違います!
昼間はエサか判断してすぐに食いつきますが、夜は目で見てしばらく追いかけてエサか判断します。
ナイトゲームでは足元で食ってきた!なんて事がありますがこれは間違いで、しばらく追いかけてルアーが上昇するタイミングで食ってきているのです。
メバルはあの大きい目で追いかけてエサか判断しています!
これは大型になるとその傾向が強いです。長年メバリングしてきた経験上なのでほぼ間違いありません!
足元にきたらすぐに巻いてルアーを上げる動作は極力止めて、しっかりと足元までリトリーブしましょう。
アタリ(ショートバイト)があったらソコを攻める!
アタリがあるのにのらない!
「おそらく小さいメバルが食ってきているのだろう」
それは間違いであり、小さなバイトでもデカメバルの場合が経験上かなり多いです。
それよりも大事なのは、メバルの食うレンジに入ったという証拠なのである。
デカメバルは少しでも通す位置がズレると全く食ってきません!
ショートバイトがあり、同じ所に投げても次は食ってこない場合もあります。しかし、それは実際には同じ場所を通せていない場合がほとんど。(ナイトゲームは特に)
確実に同じレンジと場所、またはキャスト位置を変えるなどをして、集中的にアタリがあった場所を狙いましょう!
「確実にソコにいるデカメバル」を釣る方法となります。
ベイト次第で日によって大きくポイントが変わる!
デカメバルが連発するポイントを発見したとしても長くは続きません。
昨日デカメバルが連発したポイントだからといって今日も釣れる!なんて事はありません・・・。
日に日に状況は変化しています。エサであるベイトも生きているので移動し、それを追いかけるようにしてメバルも移動するのです!
大事なのは「なぜ、昨日デカメバルが連発したのか?」である。
経験上、過去に釣れたポイントでも今年は全く釣れない事もあります。しかし、過去に釣れた(デカメバルが釣れた)場所は、何かしらの好条件が整った事を示している可能性があるので、過去のポイントをランガンするとデカメバルが釣れる確率はグッと上がります!
過去に釣れたポイントをしっかりと把握しランガンする!
デカメバルの釣れる時期
デカメバルを狙うことに関しては時期も重要であります。
メバルは春を告げる魚として知られています通り、3月から5月くらいまでが特によく釣れるシーズンになります。
実際には冬になる前の11月頃から釣れ始めます。厳寒期の釣りでも遊んでくれる貴重な存在でもあります。
しかし、デカメバルに関しては他のメバルと同じではありません。
日本海側の情報になりますが、11月くらいからデカメバルが釣れます。これは産卵前の荒食いのチャンスとなります。産卵前なので期間は短く、12月くらいの水温が下がり切るまで続きます。
そして、産卵時期にあたる12月から3月くらいはデカメバルはしばらく釣れなくなります。産卵タイミングの差により釣果のバラつきが生じます。
次に本命の時期、3月から産卵後のタイミングになります。
しかし、産卵後の個体は体力が無くあまり活性は高くありません。釣れない事はないですが、しばらくは我慢の時間です。産卵後の体力が回復してきた時を狙います!
産卵タイミングによって差は出ますが、4月くらいになると一気にデカメバルの活性が上がります。体力が回復してきた個体が多くなるため釣れやすいです!
これが水温の上がる初夏まで狙えます!梅雨メバルは大型の時期でもあります。
そして夏場になり水温が上がると深場に移動しますので、陸からはあまり釣れなくなってしまいます。
デカメバルを狙うための動画もチェック↓
デカメバルを狙う! まとめ
どうでしたか?
以上の事を意識するだけでデカメバル(尺メバル含む)が釣れる確率は確実に上がります。
今までチビメバルしか釣れていない方はこれでデカメバルが釣れるようになるでしょう!
みんなに自慢できる自己新記録のデカメバルを釣りましょう!
尺メバルもそうですが、釣るためにはデカメバルだけにターゲットを絞る必要があります。タックルもデカメバル専用にする事をお勧めします。(ラインを太くする等)
メバルは基本的に寒くなる秋から冬、それと春が釣れますが、デカメバルに限っては期間や場所は限定しなければいけません。完全にデカメバルだけを狙いに行きましょう!
これはあくまでも、日本海側の福井で私のデカメバル狙いでの情報になります。地域によって当てはまらない場合がありますのでご了承下さい。
これであなたもデカメバル、目標の尺メバルがきっと釣れますよ♪
ではよい釣果を!